Bussines Model

知れば知るほど面白いリフォーム業界です。

リフォーム業界が、どんな業界か知っていますか?若いみなさんには、馴染みのない業界かもしれません。ひょっとすると、新築住宅のおまけのような存在だと思っている人もいるかもしれない。実は、そこに面白さが隠れているのです。日本の人口が減少していく中で、社会はどう変わるのか。日本人の住まいはどう変わるのか。考えたことはありますか?日本全体で見る。時間軸で見る。海外と比べてみる。未来を想像してみる。様々な視点から見つめると、リフォーム業界の面白さが浮かびあがってくるはずです。

業界の特徴

人口減少する社会では、リフォーム需要が増加する。

  • ■これからの日本社会について

    (出典)人口推移予測 内閣府データ

  • ■新築住宅着工戸数の実績値と再現値・予測値

    (出典)新築着工件数の予測 野村総合研究所

2060年の日本の人口は2020年比で3700万人減少すると言われています。このような局面は世界的に見ても初めてのことになります。戦後の日本社会では人口は増え続けるのがあたり前、国内マーケットは拡大するのがあたり前という考え方がベースとなっていました。そのため、住宅も新築で建てるのがあたり前。どんどんスクラップエンドビルドしていくというビジネスモデルでした。ところが近年、そんな状況は一変しています。新築住宅の着工件数はこれからの20年で40万戸減少すると予測され、現在でも空き家問題が報道されるように既にある住まいをリフォームして暮らすという選択肢が今よりももっと選ばれることが予測されています。2010年以降、国土交通省で中古住宅・リフォームトータルプランが発表され、国を挙げて中古住宅流通市場、リフォーム市場を成長させていこうとする施策が取られています。リフォーム業界は、未来の住宅業界においてもっとも重要な鍵を握る存在だと言っても過言ではありません。

業界マップ

業界大手が存在しない。つまり、チャンスが豊富。

  • ■リフォームのマーケットについて

    (出典)リフォーム業界マーケットシェア/2021

リフォーム業界のマーケット規模は7兆円だと言われています。たとえば、みなさんにも馴染みのあるカジュアル衣料が5兆2000万円、出版が1兆2000億円という規模ですから、なかなかインパクトのある数字。先ほど説明したように、日本の住宅産業は新築中心で発展してきたため、リフォーム業界は長らく住宅業界の脇役的な存在でした。よって、大手企業の参入が遅れ、地域ごとの中小企業を中心とした市場が形成されてきました。現在は、大手企業の参入が相次ぎ、群雄割拠の様相を呈していますが、それでも上位100社のシェアを合算しても20%未満という現状。つまり、中規模から小規模の事業者で構成されているのが、現在のリフォーム市場なのです。これはどういうことか。業界大手がいないということは、チャンスが豊富な業界だということ。他業界と比較して見ても、その差は歴然です。

今後の展望

ヨーロッパを見つめるとリフォームの重要性が見えてくる。

  • ■新築住宅着工戸数の実績値と再現値・予測値

    (出典)日本とヨーロッパの住宅事情
    リクルート住宅総研 持ち家層の住意識 日英比較調査

  • ■リフォーム市場の成長要因

  • ■ 2009年~2019年 首都圏マンション販売戸数 新築中古比率

    【出典】新築マンション販売戸数(株)不動産経済研究所 マンション市場動向 中古マンション成約件数
        公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例マーケットウォッチ

リフォーム市場は今後大きく成長していくと言われています。そのヒントはヨーロッパやアメリカの住宅事情にあります。例えば戦後60年間で人口が1.8倍になった日本に対して、1.2倍にとどまるイギリス。日本と同様に少子高齢化が進む先進であり世界の経済大国である同国。新築文化で、新築を建てては壊してきた日本と比べて、住まいをメンテナンスしながら長く大切にしてきた文化であることが、データ(※図説)から読み取ることができます。新築文化から、メンテナンス文化へ。ヨーロッパの住宅事情は、まるで日本の行く先を示しているかのようにも見えます。先述の国土交通省の施策も欧米の国々の施策を参考にしており、実際、首都圏のマンション販売戸数については2016年以降新築販売戸数と中古販売戸数が逆転しており、潮目が変わりつつあります。

ビジョン

業界の先頭集団としてアートリフォームが進む道。

  • ■2017年~2030年 中期経営計画

人口が減少する日本。空き家問題が深刻化する日本。様々な課題に直面する中で、住宅市場も新築市場から中古住宅・リフォーム市場への舵切りが求められています。しかしながらリフォーム業界には未だリーディングカンパニーが存在しません。消費者の立場からすると、リフォームを検討してもどこに依頼すれば良いのかわからない状態といえます。差し迫った課題としてリフォーム業界の成長が求められています。誰もが気軽に魅力的なリフォームができる市場を創り出す為に、アートリフォームは業界の先頭集団企業の一社としてリーディンカンパニーを目指します。サービスを提供できるエリアを広げ、消費者のブランド認知を高め、サービスもリフォームに関わることは全方位で拡充していくことで、誰もが気軽に依頼できる、人の暮らしや人生に寄り添うサービスを提供する会社になります。家をもっと自由に、暮らしをもっと自由に。世の中に新しい価値観を浸透させていきたいと考えています。